5.モンテカティ-ニ ・ドリンク
ヒ-スロ-でのごたごたを乗り越え、やっとイタリアにたどり着いた2000年8月20日。体内時計はめちゃくちゃ、肌はガサガサだったけど、嬉しかったあの日。
そ れからしばらくは、何故かセスナに乗せてもらったり、色々街を周遊したり、毎日ピエ-ルのこってり・たっぷりイタリアン料理(ケ-キまで焼いてくれた。マ ンマみたいだな)でもてなしてもらったりと、楽しい日々を送っていた。が、5日目位から事態が急変!「ちょっと、お腹の具合が・・・」と気になりだし、そ して10日目には「もう、ぐるちぃ-!」。楽しい日々もつかの間、私は頑固な便秘に悩まされてしまったのです!!!長くストレスの多かった飛行機の旅、気 候、豊食(!)、環境の違い・・・数々の原因はあったのだろうけれど、とにかく頑固だった(あまりきれいな話じゃないけれど)。薬局の薬も効かないほど だったので、何か特効薬は無いか?と知人に聞くと、モンテカティ-二 テルメへ行けとの事。 モンテカティ-ニテルメはモンツァから車で約4時間くらいの所だし、フィレンツェにも近いので、これは万が一スッキリしなくてもフィレンツェの美を楽しみ に行けるじゃん!と、即日出発!!
モンテカティ -ニに到着したのはその日の夕方。テルメ(温泉)へは朝行くように言われていたので、その日は中心街をぶらつく事に。お肌の調子も悪いという事で、自然薬 局へ相談しに行く。さすが温泉地!薬局内には色々な肌タイプに合わせた泥パックが置かれていた。今の自分の肌状態や環境の変化の事を言うと、薬剤師さんは 混合肌用の泥パックと体を温めるというお茶を出してくれた。この泥パック、500ml入りで、2週間に一度の割合で使えば良かったから、全部使い切るのに 1年以上かかった。それでいて御値段は2000円と激安!
翌朝、いざテ ルメへ。温泉と言ってもここのは飲む温泉。入場(入場料取ります)と共にコップを購入。温泉を飲む場所は屋外で、ガゼボではクラッシック生演奏♪ 各テ- ブルにはエレガントな年配者達♪♪ と、高級感漂う庭であった。若者(一応)は私達だけで、しかも異国の人間は私のみ。取りあえず湯くみ場へ行く。温泉湯 には濃度レベルという物があり、一週間くらいかけて毎日通うのならば薄いもので良いのだけど、私の場合は1日のみ・緊急だったので、必然的に"最高濃度の 湯をコップに7杯"というス-パ-治療であった。
モンテカティ-ニテルメのまずさぶりは聞いていた。誰もがまずいと言っていた。しかし、その誰もでさえも、このス-パ-級を口にした事は無かったのだ。私はかなり恐る恐る最初の一口に取かかった。・・・!!!!「まじぃ~!うげぇ~~~!!!」。 本当に最悪な味なのである!青汁なんか全然比べ物にならないのである!!最初の一口で涙が出てきた。これを7杯・・・この異様な生温かい塩水をコップに7 杯!!ホント皆さん、これは並大抵の事じゃないのですよ!「ねぇ、7杯も飲む必要あるのかなぁ・・・。」と、つい弱音をはいてしまった私。隣で美味しそう にコ-ラを飲むピエ-ルは、「何言ってんだ!ここまでわざわざ来たのだから根性で飲め!」と喝を入れる。それにしても、あんなにコ-ラが美味しそうに見え たのは後にも先にもない。私も悔しかったし、何よりも便秘から解放されたかったので、根性を入れ直す事にした! 残っていた1杯目を一気に流し込む。そして、2杯目-3杯目-4杯目と吐き気をこらえながら頑張りぬいた。もう、この辺りでお腹の方もガボガボである。あ と2杯なのに辛い!!「何でこのジジ・ババ様達は平然と楽しそうにしているのだ!この味も馴れればなかなかイケた物なのであろうか???(ぅな訳ない よ!)」等と考えながら、6杯目-7杯目へ行く。ホント-にこの最後の2杯が辛かった!「あと少しで解放される!今後は食生活に気をつけて、一生この"ま ず湯"を飲まずに済むよう心がけよう!」と自分に言い聞かせながら、遂に7杯目クリア-(^O^)!!!!!私の頭の中では、マジでクイ-ンの"We are the champions"が流れていました♪
飲 み終えると次の課題が待っていた。トイレである。ここで言っておくが、モンテカティ-ニテルメのトイレは"城"である!敷地の半分はあるのでは?という建 物の中に、便器・ビデ・シャワ-まで完備された個室が並んでいる。しかも個室に入る時、「ごゆっくり♪ 」と係員に声をかけられるのである。とにかくすべてはリラックスム-ドで進められて行く(私は、あのまずさにリラックスどころじゃなかったけれ ど・・・)。「ごゆっくり-」と言われたからにはゆっくりしていこうと、15分経過・・・・何事も起こらない。----30分・・・ゼロである。泣きた かった (T^T)!だって、あんなに苦労したのにっ!!肩を落とした私は、一先ず外へ出る事に。外で待っているはずのピエ-ルが見当たらなかった。そして10分 後、すがすがしい顔をしたピエ-ルが戻ってきた。何があったかは想像がつくであろう。この時、私はあまりの嫉妬にヤツの頬を叩いてやりたくなった(笑)! 「何で、苦労した私が今だ重い腹ぶら下げていて、のん気にコ-ラ飲んでいたアンタがスッキリしてんのよぉ-!!」。「だって~こんなにリラックスム-ドだ もの仕方ないよぉ~♪。君はやっぱり医者に行った方が良いと思うけど・・・。」とピエ-ル。かなり苛々した私は、「もう、リラックスも何もあったものか! 一刻も速く、こんな場所から遠ざかりたいのよ-!」と、のほほんム-ドのピエ-ルの首根っこをつかみ、いざフィレンツェへと車を走らせたのでした。
私はかなり ムッとしていた(笑)。大人げないようだが、どうしようもなかったのだ。高速道路に入ってからも口を利かなかったのだが、・・・数分後、????何だか変 よ?。念のため、次のアウトグリル(サ-ビスエリアみたいなもの)に寄ることにする。アウトグリルでの事を細かく書くのは避けておいて、とにもかくにも" モンテカティ-ニのまず湯様"の効果が現れたのだ!!一瞬でもこの効果を疑った自分を罪に思った。私の便秘はかなり頑固だったので、浸透するまでに通常以 上の時間がかかったらしい。でも、効いたのだ!あまりの嬉しさに、アウトグリルのバ-ルでブリオシュを3個も食べてしまった。そして、その後は言うまでも なく、フィレンツェを軽快に駆けずり回った私でした♪(ピエ-ルはヘトヘトだった)。
ホント、身を もって絶大な効果が実証されたモンテカティ-ニテルメ!あの時の効果もすごかったけれど、もっとすごいのが、今の今迄便秘をしていないという事!すごいで すねぇ~。こんな魔法の"まず湯"ですが、もう一生飲む気はありません(笑)!「あの"まず湯"を飲むくらいなら、私ちゃんと働くわ!」と私の腸が言って いるような気もします。でも、モンテカティ-ニは素敵な場所なので、次回行く時は"エステでお肌つるつるリラックス!"の旅にしたいと思います。皆さん も、もし便秘でお困りならモンテカティ-ニテルメへ行ってらしては? どんなにまずくても"まず湯様"なのです!