4.涙のヒ-スロ-
ヨ-ロッパの航空事情。旅をされた事のある方はご存知かもしれませんが、かなりメチャクチャです ( ̄3 ̄)!日本から来るのであれば、ちょっと奮発してでも直行便をお勧めします。私の様に、ケチケチと乗り継ぎ利用していると、"え-!そんなぁ-悲惨!!!"という事態に遭遇しないとも言いかねません。
まず、どうして乗り継ぎ便がヤバイかというと、とにかく欠航・遅れ・荷物の紛失が日常茶飯事なのです。日本を行き来する長距離便が欠航!という事はそうそうありませんが、ヨ-ロッパ内の短距離便がまずいのです。ヨ-ロッパの空の上は恐ろしい程の交通渋滞、頻繁に起こるストライキ(特にイタリア)、更には、不安定な天候で欠航・遅れは絶えません。そして最終的には、荷物もどこかへ行ってしまったり-!!私もついていないのでしょうが、このすべての項目に遭遇せず旅がで来たのは過去1度のみです(泣)。ある時は、空港まで行ったのに欠航のため翌日出直しに!ってなこともありました。そういう時ってやり場の無い怒りに燃えてしまうのですよ・・・。こんなトラブルの多い乗り継ぎ便。トラブルが多いと言っても、順調にいけば運賃も割安だし、免税ショッピングも楽しめちゃったりして良いのですけれどね。それに、自分に落ち度がなければ、時間は失っても金銭的には航空会社もちですから。結局、問題は"自分に落ち度"があった時なのです!これから紹介する悲惨なお話は、いまだ私のミスとは認めてない事件なのですが、結果的にそういう事になってしまったという"最悪ケ-ス"なのです。
それは2000 年夏。私がイタリア行きを決意した時のことです。色々な書類手続きは完了し、あとは航空券のみ!というある日、私は某旅行代理店へ航空券購入のため足を運びました。8月とあって、どこの航空会社も満席。しかも、私がほしかったのは1年OPEN券。普通のFIX券でも見つからないのに、それは無理!という状態でした。しかしながら、その旅行代理店の担当者は奮闘! アリタリア航空とマレ-シア航空の1年OPENを見つけてくれました。アリタリアはイタリアの会社なので、もちろん直行便。でも、高運賃!!それとは反対に、マレ-シアは南周り!!しかも、乗り継ぎ待ち時間5時間。そしてさらに、ロンドン行き。でも、格安!!!!今思うとアホな選択をしたと後悔していますが・・・超ケチケチな私は、値段で選んでしまったのです。問題はロンドンからどうするか?結局、料金+でミラノまで1フライト追加という形に決定。これが間違いだったのです!!マレ-シア航空はロンドンまでは運行します。しかしながら、ヨ-ロッパ内は運行していません。ですから、必然的に他の航空会社を利用してミラノへ行く事になります。他の航空会社を利用するという事は、ロンドン・ヒ-スロ-で、一度入国手続きをして、荷物を受け取り、新たにチェックインをしなければならない訳です。ヒ-スロ-は一言にデカイです。タ-ミナルも5つあります。通常の乗り継ぎでもバス移動です。それまで、ヒ-スロ-がデカイ事と、入国手続きに時間がかかる事は、私も知っていました。でも、"乗り継ぎ" についての知識はまったくのゼロ。ですから、「これだけ乗り継ぎ時間(1時間15分)があれば大丈夫でしょう。」というその旅行代理店の言葉を信じてしまったのです(疑って疑って5時間くらい時間とるべきだった!!!)。
出発の日がやって来ました。成田空港の私の脇には、ケチケチ人間にありがちな巨大な荷物(だって送ると送料高いもんね)。それでも、「飛行機乗っちゃえば後は寝るだけだもんね♪」と、うきうき気分での出発でした。約5時間のフライトでクアラルンプ-ルに到着。そこから5時間、ぶらぶら免税を見て歩いたり、コ-ヒ-を飲んだり。前回イギリスヘ行った時もマレ-シア航空の南周り便を使ったので、時間つぶしはお手の物。しかも、空港内がリニュ-アルされてショッピングモ-ル化されていたからひじょ-に楽しかった。そして、あっという間に5時間経過。23:55(変な時間)ロンドン行に乗り込み、爆睡したのでした。目が覚めると、私の乗る便はすでにトルコ上空近く。計画通りに睡眠がとれたので満足。後は食事して雑誌でも読んでれば到着~♪と、超くつろいでいました。イギリス上空近くになって、やや予定より遅れがある事発覚。乗り継ぎについて不安になってくる・・・。ロンドン到着。遅れがあるので、即急で入国ゲ-トへ。ガ-ン。長蛇の列!!!かなり苛々しながらも入国手続き完了(ってたってチェックインするためなのだけれど)。すでに30分経過。荷物を受け取り、カ-トに乗せる。ここからが問題!歩いて行くとなると地下通路を使って他のタ-ミナルヘ行かなければならない。しかも、自分が行くべきタ-ミナルまでどの位の距離があるのかわからない!!とにかく、矢印を追って急ぐ事に。それにしても、25kgの荷物と一緒に移動というのは並大抵ではない!しかも、所々に登り坂。あまりの不安と疲労で顔がかなりくしゃくしゃになっていたと思う。そして、私の行くべきブリティッシュミッドランド航空カウンタ-のあるタ-ミナルヘ到着。時計を見ると、まだ30分ある。「ヨ-ロッパ線だから、きっと大丈夫!!」とチェックインカウンタ-ヘ。・・・と?!係員のお兄さんが曇り顔に・・・。「まさか、遅かりし?」そう、その"まさか"だったのでした。人前なので泣きませんでしたが、かなり心臓がバクバクしていました。私のあまりの絶望ぶりに、そのお兄さんも「次の便は無理だと思うけれど、どうにかしましょう・・・。」と親切にしてくれました。良く考えれば、航空会社の責任ではないのです。それもこれもあの無謀な乗り継ぎ時間でチケットを出した旅行会社のせいなのです!!しかしながら、それでOKしてしまったのは私なので、あちらは責任とってくれないのですよ。トホホ・・・。とにかく事情を話すと、ブリティッシュミッドランド航空の人は、絶対とは言い切れないけれど空きが出れば乗せてくれるとの事。私はその言葉を頼りにじっと待つ事にしました。3時間後-空き無し。5時間後-!多分OKという事で、荷物を預けて搭乗ゲ-トヘ。どうやら、私の他にも同じ状況の人がいる様子。名前を呼ばれるまで待機してとの事。
30分経過。やっと私の名が呼ばれたので、もらったボ-ディングチケットを手に機内へ。席についてシ-トベルトをする。この辺で、「いや-どうにかなるんじゃん!」と余裕が出てくる。そして、後は飛び立つのみ。と!?何時まで経っても飛び立たない?荷物の整理に時間がかかっているのかな???と思っていると、突然アナウンスが入る。「ミス ジュンコ OOO」??私の名だ。乗務員の所へ行くと、ショ-ック!!!!!!!ノ・レ・マ・セ・ン・・・・・・(泣)。途方に暮れ、機内をあとにしました。カウンタ-には、私の他2名(イギリス人、イタリア人)が、同じ理由で係員と口論していました。というか、このイタリア人女性は泣き崩れていましたが・・・。係員曰く、その日はあと1便のみ。しかも、空きはない様子。終いには、「私達の責任ではありませんから!」・・・・。きつい一言ですが、確かに彼らの責任ではないのですよ。相変わらず、そのイタリア人女性は泣き崩れていましたが・・・。ロンドンで一泊して明日に希望を持つという手もありましたが、そんな確かで無い事頼ってうだうだしてられっか!!と思った私は、クレジットカ-ドを取り出し、ケチケチの私が絶対にしてはならない掟を破ったのでした!なんと、正規の航空券を空港内で買ってしまったのですぅ-----!!!ブリティッシュエアウェイズで4万5千円!!!普通に代理店で買えば1万5千円くらいの物を・・・。でも、その時はそれが一番と思ったのです。チケットさえあればこちらの物。ただ、荷物の行方が気になったので、念入りに、念入りに、念入りに-----ホントしつこく説明したのでした。だって、私が乗るはずだったブリティッシュミッドランドは、ミラノ・マルペンサ空港行き。搭乗の確定したブリティッシュエアウェイズは、ミラノ・リナ-テ行き。間違えられたら、またもや災難です。4万5千円は悔しかったけれど、良い薬になったと思うことにしました(ケチケチにも程があったのだと・・・)。
あ-、もうこれでイタリアにいけるぅ~!と、ブリティッシュエアウェイズ、ミラノ・リナ-テ行きへ乗り込む。軽い食事をし、3時間でリナ-テ到着!!やっとついたぁ~!!!!!まさに、世界一周した様な気分であった。入国(適当)を済ませ、荷物を待つ。・・・・荷物を待つ。荷物を待つ。荷物を待つ。・・・いやな予感。あれほど念を押したけれど、やはり行ってしまったのです。マルペンサに・・・。しかしながら、私は怒りませんでした。も-ミラノにあるのだから良いではないか!ど-せ家まで届けてくれるのだし・・・。と、手ぶらで身軽に空港を出て行ったのでした。もう、ヘトヘトで、荷物なんかどうでも良かったのです(というか、届けてくれるのならそれで結構)。しかしながら、その後、何日間同じ服を着た事か・・・トホホ。