3.イギリスにてイタリア語
シャワ-事件のあった短い夏も終わり、肌寒い9月がやって参りました。そのころ私は、前々項でも触れた通り、当時の彼と同居 していました。この彼も今の彼同様イタリア人だったのですが(別にイタリアンフリ-クではないのですが・・・)、ほんとにアクが強かった!今思うと、イタ リアにはごろごろいるぜっ!という性格の持ち主でしたが、そんなことを知らなかった私は、かなりのカルチャ-ショックを受けながらも、「こういうアクの強 さがたまんね-♪」と、毎日るんるん+ベタ惚れ状態でありました。今思うと恐ろしい程であります・・。彼は、ワガママ+変なところは地中海男児(男尊女卑 であります)という、非常に難しい性格の持ち主でありました(イタリアには、多いのよ!!)。非常に自己アピ-ルが強く、私もその強烈ウィンクで恋に落ち てしまったくちです(^.^; 。ウィンク・・・、そう、これについてまず説明しなくては!!私がまずイギリスにて驚いた事なのですが、西洋男性は子供も含めウィンクを挨拶代わりによく するのです。そんな事とは知らず、「ちょっと、あの人私に気があるのでは???」と、勝手な妄想を膨らませてしまいました(^.^;。彼らはウィンクで挨 拶をしますが、それは女性のみにする行為であります。男性に対してはあまりしません(気持ち悪いですね)。そりゃ-、大きな勘違いをしてしまう訳ですな (笑)。で、たまに愛情表現にも使われるらしく、いや、自分を「どうだ!俺カッコイ-だろぅ!」とアピ-ルしている様な・・・・にも使われるらしく、私も 私で「そんなあんたにぞっこんよ-!!」と軽く引っかかってしまった訳です(笑)。そんなこんなでラブラブ生活を始めた "正真正銘のバカップル" でした(笑)。
ある日の事。ワガママな彼は、いつも以上に浮かない顔をしていました。「何々、どうしたの?」と聞くと、もう、こうでなければ地球の最後なんだぁ~という勢いで、「イタリア語で話がしたい!イタリア語じゃなきゃやだやだやだぁ----!!!」・・・・ あまりの勢いに、「こいつアホなんちゃうか?」と退いたのですが、何せラブラブでしたから、私はそのワガママをのみ、イタリア語を学ぶ事を誓ったのでした ~(これがきっかけで、今がある事も知らず・・・)。英語も半人前、イタリア語になんかこれっぽっちも興味ないよ-ん!という私でしたから、3日坊主に終 わった事も言うまでにありません。それでも、イタリアにいる彼の親族・友人と会話をするために、嫌々ながらもイタリア語のテキストを開かなければなりませ んでした。その後、イタリアに数ヶ月滞在した事もあり、私のイタリア語も多少上達はしましたが、所詮やる気ゼロ。もともと人に言われてやるのが嫌いなの で、その反抗心も重なり、意地を張って英語を話す始末。そんなこんなで、「もう、イタリア語なんか必要ないじゃん」と、イタリア語にさよならをしたのでし た。そして数ヶ月後、今度はそのイタリア人ともおさらばになってしまい、本当にイタリア語とは縁が無くなってしまいました。あまりに突然な事で、絶望状態 だったのを憶えています。友人に必要以上に電話をかけまくり、非常に迷惑をかけたのをおぼえています(ホント、ご迷惑かけました)。
そ んなある日。思い出の写真を見ながらボ-としていると、ある写真の中にあのイタリア語テキストが!気になって、家中探したのですが見つからず。後になっ て、イタリアに置いて来てしまった事を思い出しました。自分で(わざと)置いて来たはずなのに、気になって仕方がない。結局、洋書屋を駆け回る事に。イタ リア語のそのテキストを見つけるのも大変でしたが、お値段も!!!という物でした(置いてくるんじゃ無かったぜ!)。そんな貴重なテキストでしたから、元 を取るためにも(笑)毎日ペ-ジを開くという日々が始まったのです!そして、「面倒くさい-!」が「超楽しい♪」に変わっていきました(多少意地もあった と思います)。あんなに嫌いだったイタリア語が、生甲斐(大袈裟!)になってしまったのです。そんな中、今の彼のピエ-ルくんの助けもあり(過酷な量の伊 文を書かされたなぁ)イタリア語の試験にも合格、更には、イタリアにやって来てしまったので~す!ホント、人生ってミラクルですねぇ(笑)。